今回は、DJだからこそ気づいた「EXO(엑소)の Ya Ya Ya の元ネタ」についてご紹介していきたいと思います。
K-POPに関わらずですが、曲の一部分に「あ、 この部分、 どこかで聞いたことあるな~」と感じる事ありませんか?
これはサンプリングと呼ばれる技法です。
『有名な楽曲の一部や、印象に残るフレーズを引用する技法=サンプリング』です。
たまにパクリと勘違いされることもありますがこれは立派な技法で、特にHIPHOPでは昔から盛んに行われている方法なんです。
K-POPにおいては、HIPHOPの影響を多分に受けている曲も多いため、このようなサンプリングが用いられている楽曲も多数あります。
目次
EXO(エクソ)の Ya Ya Ya の元ネタをDJ JUNKが解説
今回ご紹介するのはEXOの6枚目のアルバムに収録されている「Ya Ya Ya」です。
曲が始まってすぐに女性の声が聞こえると思います。
ここの部分と、更に楽曲のトラックの部分にサンプリングがされています。
EXO(エクソ)ya ya ya
EXO(エクソ)ya ya ya
作詞 Kenzie
作曲 D. Abernathy Jr., Ryan Jhun, David Brown, Charles Hinshaw, Allen Gordon Jr, Coko, Taj, Andrea Martin, Ivan Matias
編曲 D. Abernathy Jr.
この声とトラックは「SWV」という女性R&Bグループの「You’re the One」よりサンプリングしたものです。 SWVといえば90年代のHIPHOPやR&Bの黄金期を支えた伝説的なグループ。
JUNKも大好きなグループで、その昔、ブルーノートにライブを見に行ったこともあります。
ボーカルのココちゃんの声を大胆にサンプリングしており、K-POPを知らないHIPHOP、R&Bファンにも楽しめるようなアーバンテイストに仕上がっています。
初めてこの「Ya Ya Ya」を聞いた時、 おーーー! と声を出してしまいました。 かっこいい!!
音楽は奥が深い。
知れば知るほどK-POPへの魅力や興味も深まっていくと思います。
アーティストを追うばかりでなく、 たまにはこういう観点から曲を聴くのもアリかな、 と思います。
We Love K-POP!!
DJ JUNK
他にもたくさんありますので、またご紹介しますね!
DJ JUNK.PARK
ネスタルのプロデューサー兼DJ。 K-POPサウンドをクラブシーンに落とし込んだ第一人者。
幼少期よりYAMAHAにてエレクトーンをはじめ、 中学生でグレード5級を取得。 その後18歳でコンポーザー、 DJとしてのキャリアをスタートさせる。 2001年にはDREAMS COME TRUEの全国ツアーのオープニングアクトとして出演、 2012年にはMINISTRY OF SOUNDのJAPANオフィシャルDJを務めるなど、 幅広い音楽ジャンルで活動している。また、 MURUAなどのファッションブランドのフラッグショップのBGM、 ファッションショーの音楽制作なども手掛け、 音楽とファッションをクロスオーバーした制作活動にも力を入れている。
K-POPフェス「ネスタル」は2012年よりスタート。 わずか2年足らずで国内最大のK-POP DJイベントに成長させ、 現在はアジアを中心に世界中のK-POPファンとコミュニティーを作るワールドプロジェクト「Lovin’ K Project」を展開中。 2019年にはFM AICHIにてK-POP専門ラジオプログラム「NESTAL RADIO」も立ち上げ、 ラジオDJとしてもK-POPと韓国カルチャーを発信している。
EXO(エクソ)は、韓国のアイドル・グループ
グループ名は。“未知の世界から来た新たなスター”意味し、太陽系外惑星(=“exoplanet”)がモチーフ。
韓国拠点の“EXO-K”と中国拠点の“EXO-M”に分かれて活動を展開し、2012年に韓国と中国にてそれぞれ正式デビュー。
メンバーのチェン、ベクヒョン、シウミンの3名はユニット“EXO-CBX”としても活動。
EXO Japan Official
http://exo-jp.net/